ミュージカル「アラジン」鑑賞。

皆さん、こんにちは。 千色を奏でるピアニスト 藤谷奈穂美です。

 

昨日、ローマの中心地にあるブランカッチョ劇場で上映中のミュージカル「アラジン」を娘と鑑賞してきました。

いや、娘のために行ってきました・・・が、正しいです😅

ブランカッチョ劇場外観。

 

内装。

 

数日前に、ピアノの生徒のお母さんから「素晴らしかった〜〜!!!」と聞いて、行ってみることに。結構チケットが高くてびっくりしましたが、ミュージカルもたまには良いかなと。

結構前からフェイスブックでの宣伝は見ていたので気にはなっていましたが、素晴らしいと聞いて決断。

 

ブランカッチョ劇場は1916年からある劇場だそうです。ローマの感覚で言うと、割と新しい建築物ですね。勿論その後、改装されたりはしている様です。

キャパは1300。結構大きいですが、昨日は8割方埋まっていました。

 

感想は・・・・。

 

イタリア人向けのミュージカルだなぁ。という感じ。

 

オリジナルのアラジンとは少し内容が変わっていて、登場人物が多かったです。 笑いもかなり入れたり入れていました。 音楽も全く新しいものでの公演。

私みたいに、オペラやバレエをオペラ座の様な劇場で観ることに慣れている人間には、ちょっと物足りなかったです。

衣装や舞台装置はとても素敵でした。出演者の踊りも素敵だったし、演技も完璧。

ただ、バックの演奏が生演奏ではないので、「これ、本当に歌ってるのかなぁ」と疑問があったり、、、何故疑問に思ったかというと、あまりにも完璧過ぎたからです。 息遣いとか一切聞こえないんですよね。 ニューヨークのブロードウェイで観たミュージカルはそういうのも聞こえていました。

音楽は・・・・効果音がいつも同じ音でちょっとつまらなかったり、和音進行がかなり単純だったので「あ。次こうくる」と予想が付き過ぎたり・・・。もうちょっと凝っても良かったんじゃないかなぁと思うのは、音楽家である私の意見でしょうね。

 

「重みを感じない舞台」でした。勿論、楽しいですよ。素晴らしいミュージカルではあると思います。

 

でも、音楽家としての観点から観ると「ああ。こうやって簡単なのが受け入れられて、歴史のあるオペラが廃れていくのかなぁ」とか。。。 「本物のバレエを観たら、この聴衆たちはどう感じるのかなぁ」とか、「オペラの生の歌には敵わないよなぁ」とか。

 

簡単なものの方が受け入れられる傾向にある現代。要するに、色々娯楽がありすぎるんですよね。

 

何というか・・・・。 「あー。楽しかった!」という気持ちにはなっても、感動が薄いです。

クラシック音楽やオペラで感じる、感動して涙が出るとか、そういうことにはならない。

鳥肌も立たない。衝撃が凄くて動けなくなる、ということも無いですね。

 

やっぱり、クラシックの力は偉大なり・・・。と思ったのでした。

 

やっぱりもっと伝えていく必要があるのだなと、ミュージカルを観ても更に思ったのでした😅

 

オペラはちょっと難しすぎる、でも、舞台というのは観てみたいかな、という方にはお勧めできます。出演者たちも、素晴らしいルックスとプロポーションですしね。観てて気持ちがいいですよ!

ノリノリの曲では、手をたたきまくりの、やっぱり腰フリフリの聴衆イタリア人(笑)

 

娘もとても楽しかったみたいです。子供も沢山来ていました。

そろそろオペラ座にまた連れて行きたいんですけどね。劇場としてもやはり重みがあります。

私も久々にオペラ観たいなぁ。。。

 

と、ミュージカルを鑑賞して、オペラを観たくなった、という〆です(笑)

 

シチリアのカターニャ市にあるベッリーに劇場も閉鎖の危機にさらされています。

本当にもっと芸術を大切にしたいという思いは止みません。

一人ひとりの意識、そして演奏家としてはやはり広めていく努力を怠らないことが大事ですね。

 

ミュージカルも良いですが、根元にあるものを忘れないで欲しいですね。

 

ciao ciao ❤️

 

 

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